私は妊娠初期から長野県内にある実家に里帰りし、そこでマタニティライフを過ごしています。
我が家があるのは山の中。ルミネもマルイも自動改札も無い町ですが、ここで妊娠生活をしていて良かったと感じることも実は沢山あるんです。今日は妊婦にとっての田舎生活の魅力をご紹介したいと思います。
魅力① 産婦人科の待ち時間が少ない
都内の産婦人科はどこもとても混んでいて、予約していても待ち時間1-2時間ということは珍しくありません。
ですが私の住む町の産婦人科では、ほぼ予約時間通りに呼ばれます。待つとしても15分~多くても30分程。これは人口自体が少ない為産婦人科にかかる人数も少ないからでしょう。
今は月に1度の健診ですが、妊娠後期でお産が近づくとその頻度は2週間に1度、1週間に1度となっていきます。これを思うと毎回の待ち時間が短いのはとても快適だと感じています。
魅力② 出産・育児支援が手厚い
※これは私の町の例です。制度の有無や内容は自治体によって異なりますので、確認してみて下さいね!
私の住む町は65歳以上の高齢者が人口の30%以上を占めています(都内は20%強)。相対的に子育て世代が少ないせいか、出産・育児への支援体制が手厚く整えられています。その制度の一部が以下で、まだ出産していない私でも十分に恩恵を受けています。
妊婦健診費用は負担ゼロ
一般的に妊婦健診においては市区町村から補助券が配布され、エコーなど基本的な検査費用はその補助券によってカバーできるという自治体が多いです。しかし、その場合でも子宮がん検診など内容によっては補助対象外の自己負担額が発生することも。
たまひよのデータによると、妊婦健診の自己負担額の合計は平均約5万8000円ほどとのこと。
(参考元:https://st.benesse.ne.jp/ninshin/content/?id=24305)
しかし私のいる町では、そういった検査も含めすべてが補助券でカバーされていてる為、妊娠5ヶ月になる今に至るまで一度も費用を支払っていません。これには風疹やトキソプラズマの抗体検査など、他で行わないケースもある検査も含みます。
問題なく順調にお産までいけば、健診費用0円で出産することができるのです。
それでは病院の設備や機材が古いものなのかというと、そうでもありません。
私の通う病院には、3D・4Dエコーは無いものの、(先生曰く)性能の良い2Dエコーがあり、病院自体も広くとてもきれいです。
この健診を自己負担なく受けられることはとても有難いことで、日本中の自治体がこのようになれば少子化にブレーキがかかるのでは?と思えるほどです。
医療費給付制度も利用できる
さらに私の町では医療費の自己負担額の一部を助成する制度があります。もともと高齢者や障害者などの医療費軽減を目的とした制度ですが、母子手帳交付~産後60日までの妊婦も対象となります。
これにより産婦人科以外で病院にかかったときも、その医療費の自己負担の一部を助成してもらえます。
妊婦加算が話題になっている昨今、このような制度には恐縮してしまうほどです。
ながの子育て家庭優待パスポート
これは長野県全域が対象。子育て家庭が加盟店での買い物の際にパスポートカードを提示すれば、割引など各種サービスを受けられるというもの。カードは母子手帳と同時に配布されました。
魅力③ 野菜や果物が新鮮・安い・おいしい
野菜や果物は種類豊富で安く、美味しいです。例えば都内でキャベツが250円ほどの時も1玉100円!また朝採れたてのコーンはびっくりするほど甘いです。ぶどうや桃など果物も安いので、おやつはすっかりお菓子類から果物に代わりました。
赤ちゃんの為に良いものを食べたいと思う妊婦にとって、安く新鮮な食材が手に入るのは嬉しいです。
魅力⑤ 森の動物たちとのふれあい
我が家の周りには野生の動物たちが暮らしています。家の庭には毎週リスがやってきます。近所をお散歩するとキジの親子やキツネと出会え、夜にはムササビを見られるスポットも!
子供が生まれたらこうした可愛い動物たちをみせてあげられると思うと、妊娠中からワクワクが止まりません。
魅力⑥ 自然の風景に癒される
澄んだ空気の中で山や田んぼといった風景を眺めていると、自然と心が和みます。情緒不安定になりがちな妊娠中のメンタルも、こうした景色に時々癒してもらっています。
まとめ
今の町で暮らすまでは、ここでの生活は都会と違って不便なことが多いだろうと思っていました。しかし実際に住んでみると、田舎ならではの妊婦に嬉しい魅力はたくさん見つかりました。
里帰りをされる方や転勤などで引っ越しされる方、その自治体の制度をぜひ確認してみて下さい。そして制度以外にも、その土地ならではの魅力がみつかると良いですね!